今日は何回「ありがとう」を言うた?

皆さん、今日は何回「ありがとう」と言いましたか?
誰に「ありがとう」と言いましたか?
逆に、「ありがとう」と言われましたか?

「ありがとう」という言葉、大阪ではよく「おおきに!」と言います。 まあ、いずれにしても感謝の言葉を表す意味の言葉なんですね。 少し語源を調べてみると、もともとは仏教から来ているようで「有難く」とか「有り難し」という意味でで使われていたようです。 つまり「有ることが難しい」という意味なので「めったにないこと」とか「珍しくて貴重」という言葉が「ありがとう」ということになるんやそうです。

僕は、「ありがとう」には3段階、3種類あると思ってるんです。

まず1つ目は「誰かに何かしてもらったらありがとう!」
例えば誰かにお茶を入れてもらったり、お手伝いをもらったりしたら心からありがとうと言ってみること。

これ、ホンマに言えてますか?

いつでもですよ!誰に対してでもですよ!自分が少し機嫌が悪くてもですよ(笑) 嫁さんにご飯作ってもらった、お母さんがお弁当作ってくれた。部下が何か手伝いをしてくれた。そんな、些細なことにも「ありがとう」とホンマに言えてるかなあ~~?

で、2つ目には「当たり前のことにありがとう!」
「感謝」の反対語は「当たり前」やとか。 「当たり前」とは何かと言うと、例えば「今日の朝、目が覚めた!!その時にもありがとう」「今日も三食ご飯が食べれた!ありがとう」と思えること。 世界中を見渡すと、ご飯もろくに食べられへん、キレイな水を飲むことがでけへん人たちがたくさんいるのが現実ですやん。 日本においても学校にも行かれへん、ご飯もろくに食べれン子供もおるんです。 元気に出かけた家族が不慮の事故で怪我をしたり無くなったりする。自ら命を絶つ!災害で 家を無くす・・・ 他人事やと思うから実感がない・・・

自分のことに置き換えて少し考えてみたら気づくことがあうんちゃうかなあ??

そんな中で、僕らは平和で安全な国に住んでいる!元気に生まれてこれた!今日も仕事がある!今日も家族が健康や!・・・そんなことに目を向けるだけでも「幸せ」な気持ちを感じへんかなあ~~と思う。 自戒の意味も込めてやけどね!

そして最後3つ目には「苦難・困難・問題・障害が来た時にありがとう」と思えるかどうか?
これは難しい…。 でも、人生において苦難・困難・問題・障害がないちゅうのは無理な話や。成功している人達は皆これを乗り越えて今があんねん。
そやったら、「見方・解釈」を変える努力をした方が現実的。

ほな、どうするか?

僕は目の前にある「苦難・困難・問題・障害」乗り越えたら、どれだけ自分は成長してるんやろ?とイメージする。つまり、僕を苦しめたり意地悪ではなく、自分の成長の糧になるんや!!と無理やりでもしんどい時もあるけど受け止める。

「空けない夜はない!」
「自分に乗り越えられない問題はない!」
「冬は必ず春となる!」
なんて、僕は言葉を味方につけると元気になれんねん!

さあ、今から「ありがとう」を精いっぱい活用しよう!
自分の為にも周囲の人の為にも!!

人物を育てる學校
 学長 脇坂拓